六代目中村勘九郎襲名披露・夜の部②
では続きで三幕目。





121026看板






三.義経千本桜 -道行初音旅- -川連法眼館-

「義経千本桜」から二幕。

まずは「道行初音旅」

兄の頼朝に疎まれ逃げる義経(菊之助)は吉野山の川連法眼の館に隠れます。
それを知った恋人である静御前(七之助)は義経を追いますが
途中で預けられていた佐藤忠信(勘九郎)とはぐれてしまします。
しかし静か御前が義経から形見として預かっていた“初音の鼓”を
打ち鳴らすとどこからともなく忠信が現れて…。


とまあ、こんなお話。

んもう、七之助くんの美しいことったら…っ。

出てきた時、周りのお客さんから「キレイねえー!」と声が漏れていました。
舞台上演中は喋ってほしくないけど、もう「仕方ない」のレベルで。
どうにもこにも綺麗で驚愕。
勘九郎さんも、これまた男らしくて、でもどこか怪しげで素敵。
そして八島の戦の模様を舞ってみせるんですが、これに目が釘付け。
キレもあるし、歌舞伎ド素人の自分にも分かるくらいストーリーが入ってきて感激しっぱなしでした。
いい跡継ぎさんだなあ。

そして最後の「川連法眼館」

川連法眼館にて忠信と再会した義経は預けた静御前の様子を尋ねるも、覚えがない忠信。
そこに静御前が到着したとの知らせが入る。
静御前にその忠信を確認させてみると、どうも同道してきた忠信と違う様子。
義経は静御前より、忠信とはぐれるも初音の鼓を打てばどこからともなく
忠信が現れるという話を聞いて、ならば鼓を打っての詮議を静に申し付ける。
静は言われたとおり鼓を打つとどこからともなく現れる忠信。
実はこの忠信は狐が化けたものであり、静が持つ初音の鼓は親狐の皮で
出来ていて、その鼓を守りたい気持ちから忠信に化けて鼓を守っていたのでした…。


そんなお話。

これ、すっごいイイお話で………っ(涙)
親がいないということで、同じ狐の中でも出世できず、他の獣からもバカにされ
それでも健気に親孝行したくて鼓に付いてきた源九郎狐と、本当の忠信にご迷惑かけるから
早く山に帰れと諭す親狐の気持ちがすごく伝わってきて、ちょっと泣いてしまいました。
ここ、ほんっとうに勘九郎さんの演技が上手で可哀想で、可哀想で。
「ヨシヨシ」したくなるいじらしさがありました。

そしてその後、父親を早くに亡くし、兄からも疎まれるという己の境遇から
その子狐に心を打たれた義経は初音の鼓を狐に与えるのですが
その時の源九郎狐の喜びようったら!

かーわいいのなんのって!

『ニッパアー』って音がする勢いで喜んでる姿にこっちも思わず笑顔。

その後喜んだ狐は夜襲をかけようとしていた敵を狐の通力で打ち負かし、
鼓を持って古巣の山に帰って行きます。
この通力で敵を倒していくところを舞いで表現しているのですが
これがハードなのなんのって!
その分見てる側としては凄く見応えのあるもので本当に感服。

そして最後。
鼓を持って大喜びを振りまいて花道を駆けてハケるのですが
ここがまた可愛いの!
直前にハードな舞いを見せて、ハケる時も普通に駆けてくんじゃなくて
四方八方に大喜びしている顔を見せる為にくりんくりん回りながら
しかも最後は片足でぴょんぴょん飛びながらハケるという更にハードな
振りでして。お拍子も軽快だから、客席も手拍子始めちゃって
なんかもう凄く楽しかったです。



本当に楽しかった。

ええ、楽しかった。

あまりに楽しかったので、マル得チケットでプラス2回観に言っちゃいました(笑)

今までのも十分面白く観させてもらっていたんですが
「もう一度見たい!」と思ったのは、これが初めて。
3回観たけど、見飽きない舞台でした。
役者陣が素晴らしかったのか、お話が素晴らしかったのか
分からないけど、本当に良いものを見せてもらいました。

この夜の部、口上抜けば源平一色。
一幕目は牛若丸の頃のお話だから平家隆盛の頃のお話で
三幕目は平家が破れて源氏の時代が来たところ。
今年の大河を見ている人間には、だからこそ分かる心情もあって
そんなとこも面白かったです。

そういえば二月の博多座では「俊寛」をやるそうで。
今日の大河に丁度出てきたとこ。
しかも仁左衛門様ともなれば見たいわあ。


最後に写真をば。


121026幕

近かった…!

ええ、一列目花道際という、もんのすごい席で見させていただきました。
思い出しても七之助くんの静御前は寿命が延びる眼福っぷりだった…。


201226祝い絵馬

ロビーには飾り絵馬がずらり。
著名人の名前探すのが楽しかったです


20121026チョコ1

お土産のチョコレート。


20121026チョコ2


開けてみると、中村屋の家紋や、御園座の紋、今回の演目までも
パッケージになっていて、なかなか凝っているなあと。



改めて歌舞伎の面白さを教えてくれた中村勘九郎さんに感謝。
襲名おめでとうございます。
次回も是非に見たい!
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