キネマと恋人

「キネマと恋人」を観劇してきました。

凄い素敵なキャストで地元に来てくれるって事で気になってた
のですが、今まで見てきたケラ作品といえば、かなりの毒っ気の強い作品ばかり
だったので、気合い入れて万全の状態じゃないと話に飲まれる気がして
ちょっと躊躇しているうちに土日のチケットが完売してしまい
「じゃあいいか…」と思ってたところに、ふわんとチケットが
舞い込んできて、これもご縁だと思い行くことに。

お話は

≪あらすじ≫ プレスリリースより。
 昭和11年(1936年)、秋。東京から遠く遠く離れた、日本のどこかにある小さな島の小さな港町。この町唯一の映画館では、東京で封切られてから半年遅れで、ようやく新作映画がかかる。今日もスクリーンを見つめるひとりの女性、ハルコ(緒川たまき)。同じ映画を何度も観賞するハルコに気づいた映画の登場人物・寅蔵(妻夫木聡)は、あろうことかスクリーンから現実の世界へと飛び出し、彼女を連れ出してしまう。寅蔵を演じた俳優の高木(妻夫木聡・二役)は騒動を聞きつけ、なんとか寅蔵を映画の中へ戻すべく2人を探し始めるが――。


まあ、そんな感じで。
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが「カイロの紫のバラ」を
モチーフに描かれた作品だそうで、それをケラさん流にファンタジック
ラブコメディなストーリーに作り上げられていて楽しくて、可愛くて、
切ないお話でした。

妻夫木くん、舞台始めて見たけど、テレビの印象そのままで
明るいオーラを持っていて、役が凄くフィットしていて良かったです。
にても、なんで最後一緒に行かない決断をしたんだろう。
夢のようなお話だから、夢のままにしたかったんだろうか。
最後の船上雰囲気は後悔しているように取れたのですが。
あーもう、切ない。歯がゆい。
もう一人主役の緒川たまきさん。
相変わらず少し浮世離れしていて、お美しいままで、声も綺麗で聞き取りやすく
ほんと素晴らしいなと。
辛い日常を忘れて映画に没頭していたら、スクリーンの中から
憧れてた人物が現れて、ストレートに「愛してる」と言ってくれて
さらに、その人物を演じた現実の役者にまで出会えて真摯に
愛を告白されるって、ほんと夢心地。
最後辛い思いをしてしまうけど、そこがケラ風味。
夢見心地のとこにまんまと毒盛られたなあ。

ともさかりえちゃんもまた更に演技お上手になってて
たまきさん演じる姉のハルコさんとのやりとりのテンポの良さに
前のめりになっちゃうし、三上市朗さんの貫録のお芝居にビビるし
他の皆さんもみな芸達者さん達で、舞台転換とか空間のムダな隙の無さが秀逸。
ハルコさんが旦那の浮気現場に直面した時、白い棒と白いテープで作った
空間が歪む感じが心情ドンピシャで脱帽でした。
今思い出すと映像がふんだんに使われていたから、タイミング等々、物凄く
緻密に動かないといけないから、本当に大変だったと思います。
濃密な舞台で凄く面白かったです。


今年最後の観劇がこんなに素敵な舞台で良かったです。
来年も良い舞台に恵まれますように。
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