陽春花形歌舞伎

久々にチケットを頂けたので観て来ました。


『陽春花形歌舞伎』


2枚看板は中村三津五郎さんと中村橋之助さん。

演目は

通し狂言『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』
『芋堀長者』

の2つ。




まずは1つ目『盟三五大切』
あらすじは主人公・塩冶浪人の薩摩源五兵衛(実は不破数右衛門)は、芸者姐妃の小万(実は神谷召使お六)におぼれてしまいます。そして小万は、二の腕に「五大力」という彫り物をして、源五兵衛を誑かします。小万の情夫・船頭笹野屋三五郎は小万と2人で源五兵衛から百両騙し取ってしまいます。騙されたことを知った源五兵衛は、怒りのあまりに復讐にかられ、次々と多くの人を殺してしまいます。源五兵衛、三五郎、小万の不思議な人間関系は大詰めの時にあかされます…。

もうねー、怖いのなんのって!!!
そこらのサスペンスドラマより断然リアルで怖かったです~。
小万を殺すシーンなんて壮絶でした。一発でキメないで、「これでもかー!」っていきおいでザックザックと斬って斬って斬りまくり~…。しかも他の人々は斬りっぱなのに、小万は首を落として持ち帰るってあたりが、さらに怖い。復讐の鬼と化した源五兵衛は三津五郎さんだったんですが、もう立っているだけで、そのまわりの空気が歪んで見えるくらいでした。
先回観た勘三郎さんのお話と似通ったところがあるなあと思い、まだ歌舞伎が庶民の娯楽だった頃はこういうのが王道だったのかもなあと思ったり。
今で言う、東○テレビ製作の昼ドラみたい(苦笑)?
ちなみにこのお話の作者は四世鶴屋南北。『東海道四谷怪談』の作者なんだそうです。
……納得。
怖い・怖いと言いつつも、ちょこちょこ笑える小ネタも仕込んであったりで、2時間半の大舞台を飽きずに楽しめました。


もう1本は『芋堀長者』
こちらは打って変わって爆笑舞台。
こちらのあらすじは芋堀藤五郎は、長者の娘・緑御前に恋焦がれ、舞の上手な友達・治六郎の協力を得て、舞の名人と偽って、婿選びの舞比べに乗り込みます。舞の順番がまわってくると手筈どおりおもてを付けた治六郎が見事に舞い緑御前もライバル達も喝采を送りますが、「おもてを取って、もう一度」と緑御前が所望してしまい、さあ大変。藤五郎は下手な舞しか見せることが出来ず、やけっぱちになって「私が得意な芋堀り踊り」とコミカルに踊り出します…。

こちらはたった20分程度の超短編。
なんですが、もうさっきのおどろおどろしい空気を一気に吹き飛ばして、会場中大笑い。『日本昔ばなし』でも出来そうなくらいのお話です。6人の役者さんだけの舞台で、最後は全員で『芋掘り踊り』をするんですが、お姫様も腰元も後ろ向いておしりをフリフリする振りとかあり(サツマイモのツルをまたいで抜いている仕草だと思うんですけど)、大笑い。過去に観た歌舞伎は基本お芝居なので、実のところそんなに舞を見ているって感覚ないんですが、これはたっぷり見れて、面白かったです。ひょうきんでもとてもきれい~。参りました(笑)


これで3回目。
やっぱり面白いです。
秋の吉例顔見世もできたら行きたいなあ。
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